内覧会の専門家同行サービスの費用の相場は？

Tweet

Check

竣工内覧会では、買主が売主や施工会社の担当者と一緒に完成した建物の内部をチェックします。「竣工検査」または「施主検査」ともよばれ、いわば買主が自分の目で行う最終チェックの場なのですが、新築物件をみて気持ちが高揚してしまうのか、問題があっても気づかずに、ただ「見学」して終わるケースがほとんどです。

内覧会で専門家が同行するサービス

しかし、内覧会できちんと確認をして問題点を指摘しておかなければ、引っ越してから傷や不具合をみつけてモヤモヤするハメになります。そんな事態を避けるためにも、やはり隅々まで不備や汚れをチェックしておく必要があります。

とはいえ、買主のほとんどが住宅に関しては素人です。目につきやすい部分はある程度チェックできますが、なかには判断がつきにくい箇所もあります。不安な人は「住宅のプロ」に立ち会ってもらうようにしましょう。

最近では、内覧会で専門家が同行するサービスも広まっています。費用は３～６万円ほどかかりますが、プロの目で「一生に一度の買い物」でもある住宅の欠陥を防げるわけですから、決して高い出費ではないはずです。

内覧会の同行は建築士や住宅診断士

竣工内覧会の同行は、主に建築士やホームインスペクター（住宅診断士）が行っています。建築士には、ほとんどの施設の設計・工事監理の業務を行う「一級建築士」、木造の住宅や小規模な鉄筋コンクリート造建物担当の「二級建築士」、そして木造建築物担当の「木造建築士」があります。

内覧会を行う建物にもよりますが、より幅広い知識や経験を有しているのは一級建築士です。一方で、ホームインスペクターはとくに資格が必要なわけではありませんが、基本的には建築現場に携わり、経験と知識を積んだプロが名乗っています。

とはいえ、費用に大きな差がなければ、実際の建築現場に精通している建築士、もしくは建築士の資格も持っているホームインスペクターに依頼するのが望ましいといえるでしょう。