物件内覧会の流れと専門家同行の必要性は?
物件内覧会の同行は、主に建築士やホームインスペクター(住宅診断士)が行っています。こうした住宅のプロは、建物の基本構造はもちろん、壁の下地不良やクギの処理、照明の位置、排水管の固定状況、レーザー測定による水平度など、家の隅から隅まで余すことなく検査してくれます。物件内覧会の流れについて見ていきましょう。
物件内覧会の流れは日時の指定から
物件内覧会の流れは「内覧会日時の指定」から。まず内覧を行う日程が決定・連絡されます。物件によっては、時間も指定されている場合も。予定に問題がある場合は、もちろん変更可能です。
続いては「担当者と合流、簡単な説明」です。指定された日時に現地で担当者と落ちあい、当日の流れの説明を受けて物件の内部に入ります。担当者が立ち会わない場合、事前に要点を確認します。
そして「室内設備の説明」。室内に進み、各部屋に設置された設備機器の説明を受け、動作を確認します。マンションであれば、先に共用部分についての説明がある場合もあります。
そのあと「チェックの開始」です。内装や外装、設備などについて、事前の完成予定や設計などの通りになっているか、傷はないかなどを確認。気になる箇所はメモを残しておきましょう。
内覧会時のチェック項目は100~200
最後は「修正についての確認」です。その場で修正可能であれば、その日のうちに直してしまいますが、それが難しい場合、修正のための追加工事と再確認の日程を決めることになります。
内覧会時のチェック項目の数は事務所によって異なりますが、大体は100から200程度。なかにはそれ以上に及ぶ場合もあります。ただし、特殊なスペースの検査にはオプション料金が発生することもあるので要注意です。
また、こういった専門家は家のよい点や悪いところのほか、これから暮らしていくうえで気をつけるべきこと、トラブルが発生した際の対処法なども教えてくれます。
もちろん、すべてのプロが親切にアドバイスしてくれるわけではありません。どうしても不安な人は、「マンションコミュニティ」などの口コミサイトを参考にして、信頼できる事務所をみつけましょう。