戸建てにありがち「境界線」の決まり事とは?
戸建てはマンションよりも隣近所との付き合いが大事。そこで注意したいのは「境界線」です。お互いの敷地を侵害しない気配りは最低限のマナー。住居の距離によっては不本意にプライバシーを侵害してしまう可能性もあるため、注意が必要です。境界線で気を付けたいポイントを見ていきましょう。
境界線上の塀は高さが決まっている?
一軒家を建てる際に気になるのはやはり隣近所との付き合いです。なかでも境界線の問題はトラブルを起こしやすいといえます。境界線で気を付けたいポイントを見ていきます。
境界線で気を付けたいのが境界線上の塀についてです。両家の間に塀がなく、境界線上に建てる場合は費用折半の要求が可能です。その場合は共有物となるため、塀を立て替える際にも同意が必要になります。
塀の高さは話し合って決めることになります。決まらない場合は2mとすることになっています。2m以上の高さを希望する場合はその分の費用を負担することによって高くすることが可能です。
境界線は跡から建てた方が設置する
境界線で気をつけたいポイントがプライバシーの問題です。敷地境界線から1m以内に建物があり、地を見通すことができる窓・縁側・ベランダを持つ場合は目隠しを設置しなければなりません。
これは基本的にはあとから家を建てた方が設置するもので、設置されていない場合は設置の要求が可能です。
境界線で気をつけたいポイントに、排水の問題もあります。地形の高低差によって、他人の家から流れ込む水に関しては制限することができません。人工的な水(溜まった雨水の排水)は隣地ではなく道路側などの公共水路に排出するのが規則です。
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