快適な家づくりには素材選びも重要なポイント
快適な家づくりに重要なポイントなるのは、窓の配置だけではありません。窓の機能にも注意が必要です。2枚のガラスの間に中空層を持たせた「複層ガラス(ペアガラス)」は断熱性能が高く、冷暖房効果の低下や結露の発生、熱の移動などが抑えられます。快適な家づくりのための素材選びについて考えていきましょう。
快適な家づくりは音にも力を入れる
上下に流れる風の通り道をつくりたい場合は、室内に吹き抜けを設けるという選択肢もあるでしょう。ただし、開放的な間取りなので人気が高いですが、冷暖房効率が悪くなるなどのデメリットも出てきます。
快適な家づくりのためには「音」に対しても力を入れておきたいところです。田舎の一軒家ならともかく、目の前に大きな道路が面していたり、住宅が密集している都会では、外からの音や外にもれる音、室内での音に対して、防音・遮音の工夫を施す必要があります。
たとえば道路や鉄道といった騒音の元になるものが近くにある場合は、その方向に窓やドアなどを設けないようにします。また、寝室や勉強部屋など、静けさを求めたい場所も、なるべく騒音の原因となるものからは遠ざけておきましょう。
騒音で気になるのは上下階の衝撃音
外壁は重量があって厚いほど防音効果が高くなります。内壁の方はというと、内側に吸音材を用いたり、石膏ボードや遮音シートの下地に仕上げ材を張ると遮音性能がよくなります。
室内の騒音でとくに気になるのは上下階からの衝撃音です。防音効果が高いフローリング材を床に使用したり、断熱材を天井裏に入れることで、騒音をある程度和らげることができます。
日当たりや風通し、防音は家を建てるうえで考えておきたいポイントですが、全部を最高性能まで高めようとすると予算オーバーになってしまうので、どの部分を優先すべきなのかを考えて検討しましょう。
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