マイホーム作りで悪徳業者を見分ける方法とは?
家を買うまでに関わる会社が多いということは、それだけ悪徳業者に出会う可能性が高くなるということでもあります。不動産は専門知識が必要なため、偽装が起こる可能性は否定しきれません。また、悪意はなくとも不具合が起こる可能性もあり得ます。過去にマンションの耐震偽装がニュースになったこともあったため、不安に思う人は少なくないでしょう。
相場よりも極端に安い広告は悪徳業者
ここではそんな人のために、悪徳業者を見極めるヒントを紹介します。まず危険なのは、相場よりも極端に安い、超がつくほど好条件の物件の広告を出している会社。これは多くの場合「おとり広告」とよばれるものです。
集客目当てに用意されたもので、実際に販売などの予定はなく、その広告を入り口に、いろいろな物件を紹介してきます。そのためこの広告の使用は法律で禁止されています。相場よりも条件がいい物件は、まず疑ってかかりましょう。
また、不動産会社の事務所に掲示されている免許標識は、ひとつの基準になります。免許番号から更新回数がわかれば、少なくともそれだけ長く事業を続けてきた会社だという証明になります。
省庁に残されている処分の経歴を確認
ただし、多少問題がある会社でも免許剥奪に至っていないだけという場合もあり得ます。長く続いている会社だからといって、100%信頼してしまうのも危険なのです。
それでは、たとえば物件探しの相談にいったときに、なにか不安を感じた場合、どうすればいいのでしょうか。そこで役に立つ確実な方法が、省庁や地方自治体に残されている、処分の経歴を確認することです。
国土交通大臣免許を受けている業者については、国土交通省の地方整備局で、都道府県知事の免許を受けている業者なら都道府県庁でそれぞれ確認ができます。各省庁に出向かなければならないため、手間はかかるのですが、それだけ確実に情報を得ることができます。
もちろん、ネットで情報収集をしたり、近隣住人やその会社が扱っている物件の住人に話を聞いてみたりするのも有効な方法。理想の家づくりのために、自分の身を守れるように対応していくことが大切です。