モデルハウスの物件見学で注意すべきポイント
見取り図や完成予想図、あるいは中古物件の写真などだけでは、なかなか「そこで暮らしている自分」をイメージすることができません。そこで実際の物件をみるチャンスがあるなら、なるべく足を運んでみるのがおすすめです。物件見学する時のチェックポイントを見ていきましょう。
モデルハウスの物件見学では広さも要注意
実際の物件を見学する機会としては、戸建て住宅なら住宅展示場、マンションならモデルルームがあります。それらは住まいの現実的な雰囲気を感じられる最大のチャンスです。臆することなく積極的に訪問するようにしましょう。
住宅展示場の場合、さまざまなハウスメーカーのモデルハウスが建ち並んでいます。ただし、それらは各社とも最高級の住宅を展示しているという点に注意が必要。坪単価でみると、一般的な家よりもかなり高額な場合がほとんどです。
また、モデルハウスの物件見学では広さも要注意です。モデルハウスで「自分たちもこんな家で暮らしたい」と考えたとしても、実際にはモデルハウスほど大きな家は建てられないケースが少なくありません。いざ建ててみてからイメージが違う、ということにならないように、準備をして臨みましょう。
物件見学では気づいたことをすぐにメモ
まず、物件見学に紙とペンは必須。気づいたことや感じたことはすぐにメモしておきましょう。物件に関する資料も事前に入手しておいた方がいいかもしれません。
また、物件見学にはいまの住まいにある家具が置けるかどうかを確認するために、大きめの家具やソファーなどのサイズを記したリストを作成しておき、メジャーも持っていくようにしましょう。モデルハウスやモデルルームのインテリアは、実際に住むうえで参考になることも多いので、デジカメやスマホなどで写真を撮っておくのがおすすめです。
せっかく実物をみられるのですから、採光や天井の高さ、キッチンやリビングから洗面所、トイレ、風呂場への動線など、平面の間取り図では感じられない部分もチェックしておくべきです。また、細かいことですが、実際に住むときのことを考えてコンセントの位置や数などもイメージしてみましょう。
物件見学では使い勝手なども確認
物件見学では駐車場の位置や使い勝手なども確認しておきたいところです。できることなら、住宅展示場もモデルルームも1カ所で満足することなく、複数個所を訪れるようにした方がベター。比較することで、みえてくることもあるはずです。
住宅展示場やマンションのモデルルーム以外にも、戸建て住宅ならハウスメーカーが主催する見学会やセミナー、相談会などのイベントで、実際の家の雰囲気にふれられます。このようなイベントは、実際に住宅を建てたオーナーさんの声を聞けるチャンスでもあります。タイミングを合わせて積極的に参加しましょう。
しかし一方で、そのようなイベントに参加すると、どうしてもセールスマンの営業攻勢にさらされます。彼らのセールストークに乗せられて、狙っていなかった家を買わされてしまうのではと、怖く感じてしまう人もいるかもしれません。
しかし、そんなセールスマンとのやりとりも貴重な情報源のひとつ。彼らとの会話のなかにも理想のマイホームにつながるさまざまなヒントがあると割り切って、積極的に会話を楽しみましょう。