物件選びで周辺環境をチェックするポイントは?
土地や物件を選ぶとき、もっとも気になるのが周辺の環境。住みたい場所がみつかったら、積極的に下見をして調べていきます。大手不動産情報サイトが発表する「住みたい街ランキング」なども、重要な土地選びの指標のひとつです。さらに、通勤通学の利便性も大事。鉄道やバスの時間と本数、混雑度のほか、道路の混み具合も確認します。
物件周辺の治安も気になるポイント
子どもがいる家庭にとっては教育環境も気になるところでしょう。人気校には高学歴を志向する生徒が集まっていたり、校風が自由でのびのびと集中しやすかったりと、進学にプラスとなる環境が整っています。
さらに、子育てや介護への支援制度、設備の充実度も重要です。自治体のホームページには保養所などの福利厚生施設、住宅関連の助成制度といった生活に必要な情報が掲載されています。土地探しの際には事前にチェックしておきましょう。
また、物件周辺の治安も気になるポイントのひとつ。下見の際には町内の掲示板や電柱なども要チェックです。ひったくりや痴漢などへの注意を呼びかける貼り紙が多い場所は、そういった危険性が高いと考えられます。警察のホームページではエリアごとに犯罪の発生状況を公表しているため、参考にしましょう。
物件周辺のハザードマップを確認する
さらに、購入する土地が災害に強いかどうかも重要。とくに地盤は大切で、最終的には地盤調査が必要ですが、自治体のハザードマップでは洪水や土砂災害、液状化などのリスクを予測しているので、かならず事前にみておきましょう。
都市部は建物同士が接近している場合が多いため、さまざまなトラブルの種が隠れているといえます。
たとえば、家の間隔があまりにも狭いと、外壁に設置した機器のチェックに手間取ったり、近所のプライバシーを侵害しかねません。窓やバルコニーの位置によっても、室内が覗かれたり、不本意に覗いてしまう可能性も。隣地との間隔は最低でも50㎝は欲しいところです。
そこで、知っておきたいのが「境界杭」。隣地との境界を示すもので、新たに造成された宅地ではしっかりと設置されています。しかし、古い土地だと境界があやふやなこともあり、近所トラブルに発展する可能性も出てきます。土地を購入する際には、きちんと杭を入れて境界を定めることをおすすめします。
隣家との関係は、一度こじれるとなかなか解決できず、長引きがちです。問題になりそうな事柄は、最初にしっかりと解決しておきましょう。