絶対に失敗しない資産運用とは「節約」だった

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資産運用とはそれほど簡単ではありません。プロでも継続して利益を出し続けられない…それが資産運用です。ところが、誰もが簡単にできて絶対失敗しない資産運用の方法がひとつだけあります。絶対に失敗しない資産運用とは「節約」。そのメカニズムを詳しく見ていきましょう。

運用も節約も結果は同じ資産運用

１万円を５％の運用利率で毎月積み立てるとします。面倒な計算は省略しますが、40歳から60歳までの20年間、平均５％の運用ができるとすると、約４１０万円の資産になります。20年間の積立金額は約２４０万円なので、なんと１７０万円もの運用利益を生み出しています。

とはいえ、５％の平均利回りを出すポートフォリオを作成すると、かなりのリスクを背負うことになります（運用開始10年で最大損失額31・３万円。モーニングスター金融電卓より）。つまり、並大抵の運用ではないということですよね。

でも冷静に考えてください。１７０万円を２４０カ月（20年）で割ると、１カ月あたり約７０００円です。20年で１７０万円の運用利益を出すことと、毎月７０００円を節約すること、結果はどちらも同じ資産運用で、60歳のときに４１０万円の資産です。

最大の効果を得られる資産運用とは

つまり、絶対失敗せずに最大の効果を得られる資産運用とは「節約」なのです。「結局、節約じゃないですか」といわれると、返す言葉もありません。しかし、「ただ我慢をするだけの節約」ではなく、「資産運用としての節約」と考えてみると、少しは楽しく節約できそうではありませんか？

世間では、どうしても簡単にお金を増やすことばかりが話題になります。そんな情報を聞くと、「やっていない私は損している？」と思ってしまいますが、そんなことはありません。

資産運用で一生を通じてお金を増やした人はたしかにいます。でもそういった人のほとんどは、まず「お金を稼ぐ」、そして「お金を守る（節約する）」、最後に「お金を運用する」という順番を守った人ばかりなのです。

さらに、資産運用とは時代が味方しないとうまくいきません。この増税時代に本当に運用成果を上げることは昔よりもずっと難しいのです。

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