ハリー・ポッターと呪いの子はこんなストーリー
『ハリー・ポッターと呪いの子』は、「死の秘宝」の終章「十九年後」で描かれた、9と4分の3番線でハリーの次男アルバスがホグワーツ特急に乗るところから始まる、「続き」の物語です。『ハリー・ポッターと呪いの子』はどのようなストーリーになっているのでしょうか?
ハリーポッターと呪いの子は必読
『ハリー・ポッターと呪いの子』は「3年生」になったアルバスを中心とした冒険譚で、「ループもの」――時間を遡ることにより、過去を改変しようとするストーリー――となっています。
根拠のない噂に苦しめられて思い悩む様子や、親子という立場だからこそ持つ葛藤、父親を知らないハリーの不器用さなど、過去のシリーズに匹敵する濃密な人間ドラマが描かれているため、ファン必読の作品になっています。
「ループもの」ですので、「過去を改変した結果」の世界がいくつか描かれます。しかし、かつて原作者のローリング氏が、「ハーマイオニーはハリーと結婚すべきだった」という、衝撃の告白していたことがありましたが、残念ながら(?)この作品ではそうした未来は描かれてはおりません。
ハリーポッターと呪いの子の逆転時計
なお『ハリー・ポッターと呪いの子』の世界では、ハリーは闇祓いのトップの魔法省魔法法執行部部長。ジニーはハリーの妻で、『日刊予言者新聞』のクィディッチ担当記者。ロンは、悪戯道具専門店「ウィーズリー・ウィザード・ウィーズ」の経営者。ハーマイオニーは、ロンの妻で、なんと魔法大臣になっています!
逆転時計は、ハーマイオニーが3年生のとき、全科目履修のためにマクゴナガル先生を通して、魔法省より借り受けたことがあります。ハーマイオニーが使用したものは、砂時計の形をしており、一度ひっくり返すごとに1時間前に戻るものです。
しかし、『ハリー・ポッターと呪いの子』登場する逆転時計は、少なくとも40年の時間を遡ることができるもの。過去での滞在時間は5分のものや無制限のものなどがあるようです。
ハリーポッターと呪いの子が動き出す
この逆転時計の在庫は、魔法省が管理し神秘部の「時の間」に保存されていましたが、「不死鳥の騎士団」の神秘部の戦いで全て破壊されたと、『日刊予言者新聞』には書かれていました【謎のプリンス第11章】。
管理されていた理由は、遡った過去には、同時に二人(何度も遡行すればその数だけ)の自分が存在するため、「何人もの魔法使いが、過去または未来の自分自身を殺した」ことがあったからのようです。また、時間を改変できるということは、誰かの死を「なかったこと」にでき、歴史に巨大な影響を与えかねないからです。
『ハリー・ポッターと呪いの子』では、セオドール・ノットという人物が持っていた違法な逆転時計をハリーが回収しました。そして、この物語の時間が動き出すのです。
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