狩猟免許はエアライフルでも第一種を受けておく
ひょっとして初心者講習に合格し、無事に狩猟用エアライフルを取得できればそれで狩猟が出来ると思ってはいませんか? もしそうならば大変です。エアライフルを所持したときに公安委員会より発行される猟銃・空気銃所持許可証だけでは山野における狩猟をすることは出来ません。
エアライフルの狩猟免許試験
狩猟をするにはもうひとつ狩猟免許が必要です。そして狩猟免許には、わな猟・網猟・装薬銃による猟(第一種銃猟)・空気銃による猟(第二種銃猟)の免許の4種類があります。ここでちょっと気をつけていただきたいことがあります。
もし、あなたが空気銃しか生涯持たないつもりであるのなら第二種銃猟免許を取ればいいでしょう。しかし、これから先、散弾銃や装薬ライフル銃を持つ為のひとつのステップとして、まず狩猟用エアライフルを所持したのであれば話は別です。
まだ装薬銃を所持していなくても、更に言えば銃の所持に必要な初心者講習をまだ受けていなくても受けることの出来る狩猟免許試験では、第一種銃猟免許を受けておく方が後々の無駄な出費を抑えることが出来ます。
狩猟免許は第一種が少し難しい
それは何故かといいますと、第一種銃猟免許を取っておけばエアライフルによる狩猟は「オマケ」でできるからです。言ってみれば車の普通免許を持っている人は、オマケで原付のバイクも乗れるというのと同じなのです。
ですから、先々装薬銃を持とうと思っている方は狩猟免許試験においては第一種銃猟免許を受けておく方が試験が一回で済み、費用や時間が節約できるわけです。といっても、第二種銃猟免許の試験より第一種の方が少し難しいです。
が、基本的に出題される問題はほぼ同じで、大きく違うのは、装薬銃の取り扱い方の実技だけです。狩猟免許試験の前には、各地において猟友会による狩猟免許試験講習会が開かれていますので、是非ともそれを受講して、装薬銃の操作の仕方を覚えることが出来れば問題は無いでしょう。
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