KING-MASAはアメリカ初並びで最強の友を得る
アメリカに移り住んで初めてショップに並んだKING-MASA。場の空気に慣れ始めたKING-MASAは、前後に並ぶ人たちと、スニーカーにまつわる会話を楽しめるようになった。中でも、後ろに並んでいたアジア系の男性とは話が弾んだ。話をしていくうちに彼は、素晴らしい知識の持ち主であることがわかった。
KING-MASAのブログを見ていた
持っているスニーカーも逸品ぞろい。おまけに日本のカルチャーや、日本のスニーカーショップにも精通している。これが、のちに親友となるBとの出会いだった。
その日のうちに、Bとはいろんなことを話し、彼についてたくさんのことを知った。KING-MASAの家から車で5分と離れていない場所に住んでいること。奥さんが日本人であること。彼がKING-MASAのブログを見てくれていたこと。L.A.のスニーカー好きの間で、彼は結構な有名人であること。
彼はKING-MASAよりひと回り年上だったが、まるで同世代の友人のように話が合った。KING-MASAは初めての並びを通じて、心を許せる最強の友を得ることができたのだ。
KING-MASAの忘れらない思い出
さらに友だちの輪は広がる。その場に並んでいた人たちの中には、スニーカー好きの集まる、SNEAKERPLAYというSNSのユーザーもいた。
海外のコレクターも多数集まるそのSNSにはKING-MASAもコレクションをアップしていたので、ちょっとしたオフ会の気分も味わえた。並び疲れも吹っ飛び、あらためて「スニーカーっていいな」と実感できる夜になった。
翌日の金曜日、土曜日と並んだKING-MASAは、無事に目当てのスニーカーをゲットした。長い戦いのあと、ホッとした僕は、Bと一緒にマクドナルドでハンバーガーとフライドポテトを3つずつ平らげた。アメリカでの初並びを締めくくったこの晩餐は、今でも忘れることのできない最高の思い出だ。
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