KING-MASAのCOMPLEXCONのお目当ては?
「COMPLEXCON」はロングビーチで行われるストリートファッション、アート、ポップカルチャーの祭典。2016年にスタートした第1回の開催時にはNIKEやADIDASはもちろん、VLONEやBAPEといった名だたるストリートファッションブランドが多数集結した。そして2017年、2回目を迎えたCOMPLEXCONにKING-MASAが参加した。
KING-MASAが並んでいたNIKEブース
9時30分になり、いよいよ勝負が始まった。各ブース前にセキュリティが続々と登場したのを合図に、僕たちがいたNIKEブースにも、関係者パスを持つ人たちがいっせいに集まってくる。しかしここでセキュリティから、「関係者パスだけの人は買えない。11時になってから戻ってくるように」という非情の宣言がなされた。
意気消沈して引き返す人たちの中にあって、それでもKING-MASAと弟はその場に残って並び続ける。実はKING-MASAたちは、こうした事態も想定してVIPパスも用意しておいたのだ。
そしてついに10時を迎えた。開場と同時にVIPパス組がものすごい勢いで会場内に殺到し、KING-MASAと弟が並んでいたNIKEブースにも続々と人が集まって大混乱となった。割り込みし放題で列は崩れ、巨大な人混みができあがる。
「並べ! 下がれ!」といくらセキュリティが叫んだところで、その声に従う者などいるわけもない。むしろみんなが前へ前へと進もうとして、あちこちで小競り合いが発生した。もっとも、こんな状況をこれまでに何度も経験しているKING-MASAらは、慌てることもなく、混乱が収まるのをじっと待つのみだ。
KING-MASAはADIDASを泣く泣く断念
ほどなくして人だかりは徐々に列へと整理されていき、販売がスタート。10時30分には、この日の第一希望だったOFF-WHITE×NIKE エア フォース 1を無事に確保することができた。
お目当てのアイテムを手に入れた僕たちは、意気揚々とADIDASブースに移動する。するとそこで目に飛び込んできたのは、NIKEブース以上の大混乱だった。この人混みに無理に飛び込もうものなら、何も買えずに時間をロスするだけだろう。
そう判断したKING-MASAらは、ADIDASのアイテムを泣く泣く断念して、UNDEFEATEDに向かった。ところが、こちらはさらにひどい状況で、セキュリティがほとんどおらず、行列の圧力でブースが潰されそうになっているほど。
人混みに加わってみたものの、数分後には客同士の殴り合いが起きる始末で、結果的にこの日の販売は中止となってしまった。
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