ライフルのスコープで「ミルドット」を選ぶ理由
プリチャージ式狩猟用エアライフルで遠距離から獲物を狙うにはスコープが必須です。エアライフル猟では、4倍から16倍程度に倍率を可変することの出来るスコープが最低でも欲しくなります。そして、そんなライフルのスコープは「ミルドット」を選んだほうがよいでしょう。
ライフルのスコープはミルドット
スコープは拡大できる倍率が大きくなるほど一般的に値段も高くなりますが、猟場では低い倍率で狙うことはあまりありませんので、6倍から24倍に可変できるスコープを買っておけば、50m競技の射撃会でもそのまま使えるので便利でしょう。
そして、ライフルのスコープを買うときは、「ヘアークロス」と呼ばれる十字線だけが入ったものではなく、猟に使うものとしては、「ミルドット」と呼ばれる、点や短い線が一定間隔で縦横に刻まれているものの方が便利です。
猟場では風の影響も受けますし、獲物との距離が一定では無いので、スコープのド真ん中の点で狙うのではなく、獲物が現れた距離に応じて狙うポイントをズラして撃つことが多いのです。
ライフルのスコープは調整が必要
あらかじめ射撃場で各距離における自分の銃の着弾落差の違いを把握していれば、「この距離なら真ん中から何個目の点で狙いをつける」という使い方がミルドットスコープなら簡単に出来るからです。
とはいえ銃砲店などでスコープを買い、エアライフルに取り付けただけでは撃つことは出来ません。というより、スコープを覗いたときに見える縦の線と横の線のクロスポイントが、例えば50m先の任意の点を狙ったときにちゃんと狙った場所に弾が当たるように調整が必要です。
スコープの上側にある上下を調整するエレベーションノブや主にスコープの右側についている左右を調整するウィンテージノブを動かして調整しなければ、発射された弾はどこに飛んでいくか分かったものではありません。
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