射撃場ではエアライフルのスコープで落差を確認
射撃場でエアライフルのスコープのゼロイン調整が終われば、10mごとでいいので、的紙の位置を50mから40mというように移動させて的の中心を狙って5発ずつくらい撃ってみましょう。使用する的紙は一枚の紙にたくさん同じ的が書かれているものを使い、各距離毎に新しい的を撃つようにしてください。
ゼロイン調整したエアライフル
「えっ? こんな的紙どこで手に入るの?」なんて悩まないで下さいね。各距離における弾道落差の把握に使う的紙は、別にちゃんとした標的紙でなくても構いません。A4サイズの紙に10㎝ほど間隔を空けて、マジックインキなどで点をつけて、狙うポイントが分かるようなものを自作してもいいでしょう。
要は、あなたの思う距離でゼロイン調整したエアライフルを、そのままの状態で距離を変えて撃つときの目印が欲しいだけなのです。10mごとに距離を変えて新しい目印を撃っていけば、自分の銃の弾道がどのように変わっていくのか?ということが把握できるでしょう。
各距離における弾道落差を調べるときは結構時間がかかりますので、正照準(スコープに刻まれている縦横の交わる中心点)だけで調べるのではなく、もうひとつ着弾痕の無い的を使っても調べます。
エアライフルのスコープで確認
今度はエアライフルのスコープに刻まれているミルドットの点を中心から移動させて、中心からいくつ目の点で的の中心点を狙えば、的の中心点に着弾するのかを確認しておきましょう。これは簡単に出来るはずです。
例えば50mゼロインした銃で30mの距離に置かれた的の中心をスコープの中心点で狙えば、撃った弾は、狙った所より何㎝か上に着弾します。その状態(的の中心にスコープの中心点を合わせた状態)で見れば、スコープの中心点から何ミル上に着弾したのかが分かります。
ですから今度は、着弾した位置にあたるその何ミルか上の位置を、的の中心に合わせて撃てばいいのです。そうすれば間違いなく的の中心に穴が開くことになります。簡単に確認できることなので、是非同時に作業を進めてください。
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