宝塚の公演を初めて観劇するなら迷わず二本立て
宝塚の公演は通常「一本立て」と「二本立て」のどちらかになる。初心者におすすめなのは、お芝居とショーの2つが楽しめる「二本立て」だ。そして、最大の見どころは華麗なるフィナーレ。熱きヅカファンを量産する魅惑のフィナーレについて、詳しく見ていこう。
宝塚の公演を楽しむならショー
ジェンヌたちが歌い踊るショーは圧巻で、宝塚の公演を楽しむなら必見。若手男役のヒップホップや群舞、娘役だけの華麗なダンスや歌など、次から次へと華やかなショーが展開される。
宝塚公演の極めつけは、「フィナーレ」。スターを中心に全出演者が登場し、歌とダンスを披露する。“これぞ、夢あふれる宝塚歌劇”といったところで、ショーの終盤を大いに盛り上げる。
ちなみにショーは、前半のお芝居とはまったく異なる内容となる。前半がシリアスなお芝居でも、後半のショーは雰囲気がガラリと変わり、悲劇的な最期を遂げた登場人物が、満面の笑みで激しいダンスを披露したりもする。
夢あふれる宝塚ならではの公演
その落差に違和感を覚える人もいるが、観客の誰もが「終わり良ければすべて良し」といったハッピーエンドの余韻に包まれる。これぞ、夢あふれる宝塚ならではの公演の演出なのだ。
フィナーレの内容は大体決まっていて、以下のような流れで繰り広げられる。【1】“ロケット”と称される「ラインダンス」、【2】大階段を使った主要登場人物たちのダンス、【3】トップスターコンビによるデュエットダンスとなる。
そして、【4】“エトワール(歌姫)”と呼ばれる娘役が大階段で主題歌を歌う、【5】出演者が主題歌を歌いながら大階段を降りる、【6】最後に羽根を背負ったトップスターが階段を降り、銀橋へ。そして、全出演者が並んで挨拶をして、幕が下りる。
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