親切に待合室を設けている洋食店「カタヤマ」

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店の佇まいを一見すると、昭和の雰囲気漂う普通の洋食店が東向島にある「カタヤマ」。だがこの洋食店には、いくつも驚きの事実がある。まず一つは、入店できるまでの待ち時間の長さ。予約不可で、１時間以上待つことも多いほどの人気店なのだ。

カタヤマで驚かされるステーキ

とはいえ、店の前に行列はできていない。なんとこの店は、親切にも待合室を設けているのだ。待合室の中には、椅子はもちろん、テレビまで置いてあり、１人でもあまり退屈せずに待つことができる。

また、室内は今まで店に訪れたことのある有名人のサインや写真が、ずらりと並んでいるため、それを見ているだけでも楽しめるのだ。

そして「カタヤマ」で最も驚かされるのは、メインであるステーキ。肉の独自のカット方法「駄敏丁（だびんちょ）カット」を生み出しただけでなく、そのカット方法で特許を取得しているということ。

カタヤマの非常に豊富なメニュー

「駄敏丁カット」とは、ランイチという部位の肉の筋を完全に取り除き、比較的安価な肉でも、柔らかく美味しいステーキへと生まれ変わらせる、素晴らしい製法なのだ。

また「カタヤマ」で圧巻であることは、ステーキだけでも非常に豊富なメニュー数。「よりお客様の好みに合うものを食べていただきたい」という思いから、客の声に耳を傾け続け、ステーキのメニュー数が日に日に増えていったのだそう。

そしてセットで提供されるのは、日本人としてしっくりとくる味噌汁とご飯。接客も下町らしい温かみがあり、より気軽な気持ちでこだわりのステーキを楽しめ、１人訪問では嬉しいことだ。

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