ブルーインパルスのパイロットがスモーク噴射
ブルーインパルスのパイロットの交信を受信すれば、眼前で繰り広げられるアクロバット飛行中の写真を撮るタイミングが分かるのはもちろん、イメージを膨らませればT-4の後部シートの中に我が身をおいたような感覚で楽しめます。ブルーインパルスのパイロットの交信内容を具体的に見ていきましょう。
ブルーインパルスのパイロットの無線
ブルーインパルスのパイロットの無線交信からは、スモークが描く形状によるネーミングも聞こえてきます。垂直面に描いたハートに矢を射る「バーティカルキューピッド」や、星を描く「スタークロス」などは形が分かりやすくて有名です。
このスモークの発煙装置は、ブルーインパルス独自の装備。右排気ノズルの直後にスピンドルオイル(機械油)の噴出ノズルが付いており、ここから出たオイルがエンジンの排気で白煙になり、航跡の尾ができます。
全機一斉にスモークが出てアクロバット飛行に入りますが、噴射のタイミングも無線で指示。1番機から「ワン、スモーク」と聞こえた次の瞬間、編隊で飛んでいる各機から青空へ一斉に白いラインが引かれるのです。スモークを止める時は1番機から「スモーク チャーリー」の号令がかかって、ピタリと白煙が止まります。
ブルーインパルスの編隊長は絶叫系
ブルーインパルスのアクロバット飛行は、編隊飛行だけではありません。2機や1機で行うソロ系の課目もあります。5番機と6番機が担当しますが、この時は1番機からの指示で課目を始めるのではなく、5番機が「ファイブ スモークオン」とソロ課目を行うパイロットが無線に登場してきます。
そして「バーティカルクライムロール レッツゴー」と、これから行う課目をパイロットが無線で僚機に伝えてからソロ課目をスタート。課目が終わったところで、「スモークオフ」。白煙を止めます。
このようにブルーインパルスの交信を受信すれば、眼前で繰り広げられるアクロバット飛行中の写真を撮るタイミングが分かるのはもちろん、イメージを膨らませればT-4の後部シートの中に我が身をおいたような感覚で楽しめます。編隊長は絶叫系の人が多いので、無線からは臨場感あふれる号令が聞こえてくるからです。
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