千歳基地航空祭はブルーの予行のために前日入り
急旋回や急上昇を行う「機動飛行」は、航空祭の目玉のひとつ。千歳基地航空祭では機動飛行を行う際に、隣接する新千歳空港を離着陸する民間旅客機を止めて行うため時間が短く、回数も少なく感じられますが、その分、フライトの中身は濃く、キレのあるフライトを見せてくれます。
千歳基地航空祭のアメリカ軍も登場
2機による機動飛行の場合はパイロット同士の交信が聞けることもあり、フライトの迫力に華を添えます。F-2の模擬対地攻撃では、地上からVADSによる模擬対空攻撃も行われたため、GCIで進入のタイミングなどの連絡を行っていました。
模擬対地攻撃を行った後、第3飛行隊(三沢基地)のF-2Bは機体をひねりながら上昇。千歳基地所属のF-15Jも負けじといいひねりを見せてくれました。会場に背中を向けて飛んでくれるタイミングを逃さず撮影したいところでしょう。
このほか、千歳基地航空祭では災害時に活躍してくれる救難隊、UH-60Jの展示飛行も実施。U-125とともに実際に近い形で救助の様子を見せてくれます。また、三沢基地のアメリカ軍の公式デモチーム、F-16のハイレートクライムも登場しました。
千歳基地航空祭は前日から現地入り
ほとんどの航空祭で展示飛行のトリを務めるブルーインパルス。6機による編隊飛行や真っ白なスモークをひきながら飛ぶ姿は、マニアならずともテンションが上がります。
ブルーインパルスの展示飛行では6機が揃った課目はそれほど多くはありませんが、その中でもデルタループは機体が等間隔で並んでいてパイロットの技量の高さを感じる課目です。
今回の千歳基地航空祭、本番は雲が増えてきたため第5区分(編隊飛行のみ)となってしまいました。一方、前日に行われた予行は青空が見える状況で、第1区分で展示飛行を行っています。日程に余裕があれば、前日の予行も見られるようスケジュールを組んで現地入りするのがオススメです。
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