ブルーインパルスのパイロット周波数の見つけ方
ブルーインパルスが展示飛行する場所は、大きく分類すると航空祭とイベント会場に分けられます。展示飛行する場所によって航空管制組織は異なるので、使用する周波数も変わってきます。そこで、展示飛行でブルーインパルスのパイロット周波数の見つけ方を紹介しましょう。
ブルーインパルスのパイロット周波数
滑走路がある基地で開催される航空祭は、当地の管制からサポートを受けられるので、基地に割り当てられた周波数を使います。ただし、管制の手順に沿ったGND→TWRという使われ方はしません。離陸から着陸まで、1つの周波数が使用されます。なので、どの周波数を使うのかは、展示飛行の直前まで分からないのです。
周波数を探すためには、基地の割当て周波数をすべてメモリーしてスキャンします。しかし、展示飛行の直前にスキャンするので、時間がなくてうまくいかないことも…。実は前日に、パイロットの周波数を探す方法があるのです。
ブルーインパルスは航空祭の前日までに、会場となる基地に飛来。そして前日には、必ず事前訓練を行い、翌日の本番に備えます。これは会場になる基地の上空で一連の展示飛行をして、地上の目標点の確認などをするためです。
ブルーインパルスのリモート展示
最近のブルーインパルスは自治体や民間が主催する各種イベントの開会式で、祝賀飛行することが増えています。また、滑走路のない基地や陸上自衛隊の駐屯地祭で、展示飛行をすることがあります。
このように現地から離陸できない場合は、近くにある滑走路を備えた航空自衛隊の基地から離陸。イベント会場へ進出して展示飛行を実施します。この方法をリモート展示といいます。
リモート展示を行う現地の上空には、TWRやGCAといった管制用の周波数は割り当てられていません。なので、パイロット周波数探しは少々厄介です。多くの場合は、ブルーインパルスが離陸してきた基地の割当て周波数、具体的にはGCAを使う場合が多いようです。近くに民間空港があり、TCAが割り当てられている場合には、TCAを使用する場合もあります。
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