茅ヶ崎の常連客が三鷹まで足を運ぶ「山もと」
もとは神奈川県の茅ヶ崎にあった焼鳥店が「山もと」。地元の客から愛され、非常に惜しまれながらも三鷹の地に移転した。すると、茅ヶ崎の常連客の多くが「あの美味しさが忘れられなくて…」と、わざわざ三鷹まで足を運んでやってきたのだ。この噂を聞いただけでも、期待が高まること間違いない店だろう。
山もとの焼鳥は伊達鶏を使用
店は地下への階段を降りたエントランスから、凛とした雰囲気が漂う。中へ入ると、高級感ある広々とした店内でありながら、席数はカウンターのみのわずか15席という、贅沢すぎる空間だ。
「山もと」の焼鳥は、店主が食感の良さと旨みのバランスが良く気に入った、伊達鶏を使用。鶏の旨みがよく感じられるよう、塩は少々強めに、タレは部位ごとに2種使い分けられている。
串に厚めに刺された焼鳥は、表面は香ばしく、中はジューシーに、絶妙な火加減だ。そしてボリューム満点で、コストパフォーマンスの良さにも驚かされる。
山もとには圧巻の熟成種セラー
「山もと」の特筆すべき点は、店内にある圧巻の広さの熟成酒セラー。店主の経験により、焼鳥が熟成酒との相性が良いと確信し、なんと900本もの日本酒がセラーに眠っている。
燗をつけた熟成酒と焼鳥のマリアージュは、意外かもしれないが、一度体感すると忘れられない美味しさである。アルコールは、他にもクラフトビールやワインにも力を入れてあり、いつ行っても客を飽きさせないラインナップだ。
三鷹という都心からは少し離れたエリアながらも、評判が評判を呼び、あっという間に人気店となったことがうなずける店。そして焼鳥を愛してやまない、研究熱心な店主の焼鳥は、これからも進化し続けていくことだろう。
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