黒板イラストを描くための基本はアルファベット
黒板イラストのデザインにも活かせる基本文字がアルファベットです。ゴシックや筆記体などのベーシックな書体のほか、表現の幅を広げられる個性的な書体もあります。それぞれの特徴をしっかり覚えましょう。書体ごとのポイントを挙げながら、チョークでも上手に描けるコツを解説していきます。
黒板イラストで上品な印象を与える
欧米では、文化の1つとして親しまれているレタリング。そのレタリングをペンではなくチョークで行うとなると、細かい箇所まで手を入れづらく、文字のバランスがどうしても悪くなりがちです。
「ゴシック体」は太い線が力強い、最もポピュラーな書体。存在感があるので、特に目立たせたい部分に使われます。ゴシック体は太さがぶれないように直線を引くのがポイント。小指を支えにするとぶれにくいです。
「筆記体」はゴシック体と並んでポピュラーな書体。黒板イラストでは曲線的なラインが繊細で上品な印象を与えます。途中でチョークを止めず、勢いよく描くと滑らかな曲線になります。
「袋文字」はゴシック体をふち取ったような書体。メリハリが出るのでより強調したい部分に使うのがおすすめです。線の幅を等間隔に保つのがコツ。慣れるまでは補助線を引くと、バランスよく描けます。
黒板イラストでポップで親しみやすさ
「クラシック」は丸みのある装飾が美しい、気品のある書体。黒板イラストで高級感を演出したいときにおすすめです。土台となる線を丁寧に描くことが、仕上がりの美しさを左右します。
「レトロ丸文字」は立体的で丸いフォルムが特徴の書体。黒板イラストではポップで親しみやすさを与える効果があります。最初に袋文字を描いた後、影を塗りつぶして立体的に仕上げます。
「サーカス文字」はデコラティブな装飾が特徴的な書体。アンティークで優美な印象を与えます。文字の装飾面積を想定して、ベース文字は小さめにするのが、バランスを取るコツです。
「陰影文字」は一部分を塗りつぶし、陰影をつけたユニークな書体。黒板イラスでは硬質で力強い印象を与えます。袋文字を描いた後、塗りつぶしたい部分に斜線を引いてから塗ると、バランスが取れます。
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