中華ラジオ小型機を代表するTECSUN「PL-380」
中華ラジオの小型機を代表する機種が、TECSUNの「PL-380」です。2010年頃に登場し、現在も製造が続いています。世界中で販売され、最も出荷台数が多い小型ラジオだと思われます。実はTECSUNの「PL-380」は、オーム電機より「AudioComm RAD-S800N」の型番でOEM機が発売されていました。
TECSUN「PL-380」は実勢価格5,500円
「AudioComm RAD-S800N」の中身はPL-380ですが、本体の表示が日本語で、専用のACアダプタが付属していたのです。既に製造は終了しており、現在、流通在庫もほとんどみかけません。
TECSUNの「PL-380」は長波帯から中波帯、FM帯をフルカバーしています。ただ、短波帯は2300~21950kHzに留まり、本格的なBCLラジオには及びません。とはいえ、そこは小型ラジオ。実勢価格も5,500円ですから、割り切って使いましょう。
中華ラジオの購入で障壁となるのが、日本語の取扱説明書。大丈夫、安心して下さい。前述したRAD-S800Nの日本語マニュアルが、オーム電機のWebサイトでダウンロード可能です。
PL-380は遠距離受診で圧倒的な人気
改造小型ラジオで、AMラジオ放送の遠距離受信を狙う世界の愛好家のコミュニティ「Ultra-LightDX」内で、PL-380は圧倒的な人気を誇ります。その理由はDSP搭載のラジオでありながら、ソフトミュート機能が設定されていないから。
この機能がないおかげで、遠距離から飛んで来る弱い電波を受信しても、信号が弱まることなく、ノイズを含むそのままの音声を出力してくれるのです。また、AM選択度を5段階で切り替えられる点も高い評価を得ています。遠距離受信を狙いたい人は、入手を検討してみてはいかが?
外部電源は専用のアダプタではなく、USBケーブルに多い角型の入力端子に対応。低コスト化のためか、昨今の中華製品に多い形式です。
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