エアーバンドを楽しむにはどこに行けばよい?
エアーバンドをクリアに受信するためには受信機と周波数データベースが必要になります。ただし、どのようなエアーバンドが楽しめるのかは「受信場所」によっても変わってきます。エアーバンドをクリアに聞くにはどこに行けばよいのかを詳しく見ていきましょう。
エアーバンドは高いところで受信
まずは室内。部屋の中央や壁の近くよりも、なるべく窓際、しかもなるべく高いところでエアーバンドは受信します。しかし、空港からある程度離れてしまうと、管制塔と航空機がやり取りする「飛行場管制」の無線は厳しいものがあります。
フライト中の航空機から発射される電波なら高度があるため受信できるかもしれませんが、地上で使われている電波は可能性低し。そのため、室内での受信はよほど空港の近くでない限り、はるか上空から電波が降り注ぐ「航空路管制」の無線の方がオススメです。
次に空港。これは文句なしに「飛行場管制」です。航空機がスポットを離れ→滑走路の端まで移動→いよいよ滑走路に進入して加速→離陸→ぐんぐん高度を上げていく…という一連の流れが、耳からの無線、目からの実機で手に取るように分かります。
エアーバンドは航空路管制を攻める
眺めが素晴らしい山の上で受信してみるのも楽しいものです。エアーバンドに限らず、高台でのワッチはおもしろ無線の「受信テクニック」の1つ。かなり遠くの無線をキャッチできるかもしれませんので、「飛行場管制」も「航空路管制」も試してみて下さい。想像以上に遠くからの電波が届くこともあるため思わぬ拾いモノがあるかもしれません。
最後のケースは、近くに空港も山などの高台もない、それでも外でエアーバンドを聞いてみたいという時。これは、可能性を広げる意味で、まずは「航空路管制」を攻めてみるのが良いでしょう。
航空路管制のエリア(=航空機が高い上空を飛んでいるエリア)は日本全国をすっぽり覆うほど広大。ですので、日本にいる限り&航空機が飛んでいる限り、受信のチャンスは消えないということですね。
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