航空無線を聞くには受信機と周波数データベース
おもしろ無線の受信はおなじみのAM/FMラジオ放送と同じ。電波が身近に飛んでいる状況であれば、周波数を合わせるだけで、老若男女を問わず難なくキャッチすることができます。もちろん、航空無線も例外ではありません。ただし、航空無線を聞くには受信機と周波数データベースが必要です。
航空無線を聞くことをワッチ
AM/FMラジオを使っておもしろ無線を受信するのはムリ。「受信機」という端末が必要です。AM/FMラジオと似ているところもある受信機ですが、そこは「餅は餅屋」で、受信機でなければならない決定的な理由があるのです。
なお、航空無線をはじめとしたおもしろ無線を受信機で受信して聞くことを「ワッチ」ともいいます。これは英語の「watch」から来ていて、ここでは「観察する=注意して聞く」などという意味です。
デジタル式が多い世の中ですが、AM/FMラジオはダイヤルを回しながらの「アナログチューニング」がまだまだ現役です。ダイヤルを適当に回して、音が聞こえてきたらそれはどこかの放送局。しばらく聞いていれば「こちらは〇〇ラジオです」などと放送局名をいうはずですから、当てずっぽうのチューニングでも何とかなってしまいます。
航空無線の周波数データベース
対するおもしろ無線は周波数が極めて多く、またラジオのように常時電波が出ているわけではないので、適当に周波数を合わせて聞く…というのは極めて困難。特に、複数の周波数を連携させる航空無線は、幸運にも1つの周波数が分かったとしても、やり取りのすべてを聞くことはできません。
そこで、受信機の次に必要になるのが、航空無線の周波数をまとめたデータベース。聞いてみたい航空無線の周波数を調べ、これを受信機に「入力」し、電波が飛んで来るのを待つ、いわゆる「待受受信」が基本です。
ここから発展し、複数の周波数を次々とチェックする機能(スキャンやサーチ)を使い「あちこちに網を張る」と効率的です。
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