信頼できるデベロッパーを見分けるテクニック
マンションや大規模な分譲住宅などを購入するうえで調べておくべき業者のひとつに「デベロッパー」があります。買主とは直接やりとりをすることが少ないため、家を買うに当たって気にしている人は多くはないかもしれません。しかし、デベロッパーはマンションの品質やイメージを左右する重要な仕事を担っています。
デベロッパーは売主の立場で物件販売
そもそもデベロッパーは、家を建てることではなく都市の開発が主な仕事です。街やリゾート地を開発し、人を集めることが中心になります。そのため、街のイメージに合ったマンションや大規模な分譲住宅をつくり、売り出すのです。
大手デベロッパーには注文住宅を扱っている会社もありますが、街のイメージとともに物件を提案できるというメリットがあります。
デベロッパーは売主という立場で物件の販売に関わります。街に合わせてマンションのイメージをつくり上げ、ゼネコンなどに発注するのもこのデベロッパーです。マンションを購入する際には、チェックしておく必要があります。
よいデベロッパーは設計基準書を用意
ただし、会社によっては、低予算で広告に載せるような条件だけはよいマンションをつくり、安く販売して客を集めることもあります。そんな会社を見分けるためには、会社そのものや、過去に扱った物件について調べるのが一番。できれば住んでいる人の声まで調べたいところです。
よいデベロッパーには、設計基準書とよばれる書類が用意されています。その会社が定めている物件の基準をまとめたもので、これをみれば、扱う物件の基本的な品質や条件がわかります。反対に、設計基準書をみせない会社には、注意が必要です。
ちなみに、デベロッパーの大手7社が合同で「メジャーセブン」というサイトを運営しています。参加している会社は、サイト上ではさまざまなマンション情報を公表しており、情報源としても有益です。マンション購入を考えている人は一度調べてみましょう。