確定申告のマイナンバーに本人確認書類は必要?
平成28年分の確定申告では、申告書へのマイナンバーの記載が義務付けられます。確定申告書へのマイナンバー記載は法令上の義務です。しかも、確定申告にマイナンバーを記載して提出する場合、本人確認のための書類の添付が必要になります。ただし、e‐Taxで申告する場合は不要です。
確定申告書にマイナンバーを記載
マイナンバーは、通知カードの表面か、個人番号カードの裏面に記載されています。記載場所はともに氏名の上。この12桁の数字を確定申告書第一表の右上、氏名記入欄の上に記入するのです。
通知カードを送られてきたまま未開封だった場合は、券面に印字されている個人情報(氏名・住所・生年月日・性別)に誤りがないか必ず確認しましょう。
確定申告書にマイナンバーを記載して提出する場合、受け取る側は本人確認をしなければなりません。
本人確認とは、身元確認(なりすましを防ぐための本人かどうかの確認)と番号確認(正しい番号であるかの確認)のことです。したがって、確定申告書の提出者は、本人確認のための書類を添付する必要があります。
e‐Taxの確定申告は添付不要
個人番号カードを持っていれば、表裏両面のコピーで本人確認が可能です。個人番号カードを持っていない場合は、番号確認のために通知カードか個人番号が記載された住民票のコピーが必要になります。
さらに身元確認のために、写真が載っている運転免許証かパスポートのコピーもあわせて必要になります。
運転免許証もパスポートも持っていない場合には、保険証や年金手帳などの写真のない身分証明書を2つ以上添付するという対応でも問題ありません。また、e‐Taxで確定申告する場合は、本人確認書類の添付は不要です。
ちなみに本人確認が必要になるのは、申告する納税者本人だけです。申告書に配偶者・扶養親族・専従者等のマイナンバーの記載をした場合でも、本人確認書類(個人番号カードの写し等)を添付する必要はありません。
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