確定申告の納税と還付のタイミングはいつごろ?
確定申告で申告書を使い納税額を計算した結果、その金額がプラスとなった場合は、源泉徴収されている税額では不足しているということになります。したがって不足分を納税する必要があります。逆にマイナスの場合は還付が受けられるということ。確定申告の納税と還付のタイミングはいつごろでしょう?
確定申告の納税は現金か口座振替
納税の手続きは自分から行う必要があり、確定申告の申告書を提出したからといって、税務署から納付書や納税に関する通知は送られてきませんので注意しましょう。
納税の方法としては、現金で納めるか、口座振替で納めることになります。ただし「e-Tax」を利用している人であれば、インターネットを使ってのダイレクト納付や、インターネットバンキングで納税することも可能です。
現金で納める場合は、納付書を書いて、平成30年3月15日までに納税します。郵便局、銀行などの金融機関で納められるほか、納税額が30万円以下の場合、バーコード付納付書を使えば、コンビニエンスストアでも納税できます。
口座振替で納める場合は、「預貯金口座振替依頼書兼納付書送付依頼書」を書いて、確定申告するときに、申告書に添えて提出すれば、4月中旬から下旬ごろに口座から引き落とされます。
確定申告の納税額がマイナスの場合
どうしても納税するのが難しい場合は、平成30年5月31日まで納付期限を延ばす(延納)ことも可能です。延納をする場合は、申告書第一表の「延納の届出」欄に記入しましょう。ただし、延納が認められるのは納税額の半分までで、延納分には利子税が課せられます。
確定申告の申告書を使い納税額を計算した結果、その金額がマイナスとなった場合は、多めに源泉徴収されているため還付が受けられます。申告書第一表の「還付される税金の受取場所」欄に自分名義の振込口座を記入しましょう。自分名義の口座でなければ還付されないので注意が必要です。
還付金が振り込まれるのは、申告書を提出してから約1カ月~2カ月後。ただし、「e-Tax」で申告した場合は、約3週間後に還付金が振り込まれます。
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