TECSUNの中華ラジオは旅先で使えるETM機能が便利
「PL-310ET」の型番から察する通り、TECSUN「PL-310」のマイナーチェンジモデル。基本性能を受け継ぎ、2013年に登場しました。先代のPL-310は2009年頃に登場し、最も早くDSPを搭載したモデルとして好評を得た機種。PL-310ETにマイナーチェンジするにあたり、実勢価格が6,000円と1,000円ほど高くなりました。
TECSUNのお家芸ともいえるETM機能
値上がり分は、新たに搭載されたTECSUNのお家芸ともいえるETM機能。これはEasy Tuning Modeのことで、設定中のバンド内で受信可能な局を一括してスキャンし、受信周波数をETM単独のバンクにメモリーするものです。
「ETM」ボタンを押下すると、スキャンが開始。画面右上にメモリーした放送局の数が表示されます。周波数を探す手間が省けるでしょう。
スキャン後はメモリーを1つずつチェックしていけば、今聞こえる放送局が分かります。最近のTECSUNの主力には、ほぼ搭載されている機能で、旅先など受信条件が変わった場合に、威力を発揮してくれるでしょう。
TECSUNの前モデルになかったツマミ
また、TECSUNの前モデル「PL-380」にはなかったツマミ式の選局ダイヤルが便利。メモリーした周波数も、ココで切り替えられます。
「PL-380」と比較するとスピーカーの音質がやや上回る印象。また、AM選択度は5段階の切り替えが可能で、そのため小型ラジオの中でもワンランク上のポジションをキープしています。
ただし、ソフトミュート機能が常時オンに設定されているのが気になるところ。この機能は、デジタル処理を行うモデル特有のもので、キャッチした電波が弱い場合、自動的に音声出力を小さくしてノイズを和らげます。近距離受信には適した機能ですが、弱い電波を狙う遠距離受信ではネガティブに働くかもしれません。
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