ヤマビルに吸血されない3つの対策と治療の方法
ヤマビルに吸血されないためにはどうしたらよいのだろうか。また、ヤマビルに吸血されたらどのように対処するべきなのか。そこで、ヤマビルに吸血されないための3つの対策をご紹介。特に9~10月の孵化仔ビルに要注意だ。さらに、身体に付着・吸血したヤマビルを見つけた時の対処法を紹介する。
ヤマビルに吸血されないための対策
ヤマビルに吸血されないための対策を3つ挙げる。1つは山に入るときにはサンダルや運動靴は避けて、前もって忌避剤を塗布した長めの長靴や登山靴を準備したり、ズボンのすそを靴下(厚手・長めの方がよい)の中に入れ、足首を露出させないようにすることが大切である。
また、シャツの裾を外へ出さずにズボンの中に入れ、ヤマビルの入り込む隙間をなくすよう心掛けてほしい。
ヤマビルに吸血されないための2つ目の対策は、ヤマビルが多く生息している場所では30~40分位の間隔で背中・首筋などに付着していないかどうか、長靴を脱いで靴下の中に潜り込んでいないかどうかなどを確認することが大切である。
ヤマビルに吸血されないための3つ目の対策として特に、9~10月には孵化した体長5~6㎜の細く小さいヤマビル(ほとんど気がつかない大きさ)が多くなる時期なので十分に気をつける必要がある。
吸血したヤマビルを見つけたとき
身体に付着・吸血したヤマビルを見つけたときには、塩をかけるとか、親指の爪先でヤマビルの吸盤をはがすなどして、ヒルを取り除く。
マダニに吸血されたときにはマダニの一部(口下片)が折れて体部に残る場合があるが、ヤマビルではそのようなことはないので引っ張って取り除いても問題はない。なお、吸血したヒルは産卵をして増えてしまうため、取り除いたヤマビルを殺す。
ヤマビルに吸血されたときには、しばらく血が止まらないので、傷口からヒルを除いた後、傷口を指でつまんでヒルジンを絞り出してから、傷口を水や消毒用エタノールで洗うと治りが早い。
抗ヒスタミン剤の軟膏を塗ってかゆみを抑え、絆創膏を貼って血が流れ出るのを止めることが重要である。2~3時間ごとに貼り替えるとよい。
■「狩猟」おすすめ記事
狩猟免許はエアライフルでも第一種を受けておく
エアライフルで優先すべきはパワーより命中精度
射撃場でのエアライフルのスコープ調整のやり方
エアライフルのスコープは撃ち込んで調整する
ライフルのスコープで「ミルドット」を選ぶ理由
鹿肉の手軽な熟成法を家庭用冷蔵庫で再現した
山梨の里山で実際のエアライフル猟に密着した
猟友会に入ると狩猟者登録の手続きが楽になる
マダニ感染症の症状は咬まれてもすぐに出ない
マダニ感染症患者の報告は西日本に限られている